感想とか


襟元&rapinu名義による「阿片農場」。トラックはsaltyさん(ユーザーネーム)の気だるいアレ。古き良き日本語ラップの再現を狙っているとのことですが、狙い通りに行っているのではないでしょうか。懐かしくどこかで聴いたような感じになっていると思います。あと、茶魔語がしれっと挿入されてて吹きました。それにしてもらっぷ犬さんは多作ですね。阿片といえば、以前ドキュメンタリーで阿片窟に触れているものがあり、結構エグイ内容でドン引きした記憶があります。現在、阿片の殆どはアフガニスタンで作られているそうです。きな臭いですね。



白鷺さんのトラック。やや早めで煌びやかなトラック。80年代のフィーバーしていた頃をイメージして作ったとのことですが、どうなんでしょうか、80年代感という点ではピンと来ませんでした。エレピとかがFMシンセっぽいと言えばそうかもなぁとは思わないでもないですが、正直良く分かりません。個人的に80年代といえば、リバーブがやたら深かったというイメージと全体に漂う露骨なデジタル臭ささというイメージではないかと思います。それはどちらかというと中期〜後期のイメージかもしれませんね。終わり頃がラウドなのはどういう狙いだったのでしょうか。需要がありそうなトラックだと思います。ドラムフィルのところが好きですね。



白鷺さんのトラック。ヒップホップっぽいやつを作ってみたとのことですが、一聴して連想したのが新世界楽曲雑技団(それも初期)。空間系の使い方が肝なのでしょうね。そこら辺も龍虎の拳とか思い出してしまうんですが、もともとゲームミュージック畑の人だったりするんでしょうか。気になりますね。



歯並びとか顔とかが色々ヤバい人さん(ユーザーネーム)の「らっぷびと×JOYSOUNDのアレに応募したけど弾かれたラップ」。こういう世界もあるんですね。リリックに色々と主張が盛り込まれているようで、広義のラップとして歌われているというよりはHIPHOPの中のラップとして歌っているのでしょうね。歌われているご本人の真贋の線引きがどこにあるのか明確に表明されていたらもっと良かったかなと思います。あと、とっくに親離れしてるんじゃないですか、日本のHIPHOPの中に居る人たちは。違うんですかね。

10年前と争点の本質があまり変わっていないことに絶望しないでもないですね。せめて中に居る人達はアップデートしていて欲しいし、そうすることでしか、かえていけないモノなのではないかと思うんですが・・・どうでしょうか?
まー外装変わっても本質的には変わらないのが人であるという話もありますね。オソロシヤ

もうちょっといきたかったけど、ここでギブアップ。一応新しくうpされた分は聴いたんですが、多いよ総量が。さすがは三月とだけ言っておきましょう。