感想とか

ラジオ聴いてたんですが、ちょっと離席して、帰ってきたら凄い終り方しましたね。
前回が神がかり過ぎていたのかもしれませんね。
どなたかのコメントにもありましたが、あの状況でリスナー13,4人というのも凄いですね。

時間が出来たので、感想を書こうと思います



振糸さんの「Next Dimension」。トラックはirisさん。うつむきがちな姿勢で、自己との対話に没頭しているようで居て、その実は足元だけを見て、足場を探しながら一歩ずつ歩みを進めようしているというような内容ですね。暗9に対して明1の配合が、聞き終えた後に見るタイトルの異様な重量感に繋がっているように思います。正直、聞く前はそのタイトルどうかなと思ったんですが、ああ、早合点。MP3(出来れば非圧縮音源)で欲しくなる良作ですね。言葉選びにかなり意識を裂かれているのでは無いでしょうか。一つ一つは取り上げませんが、じわりと聴いてくるラインが多数ありました。学生時代いつも鞄に入れてたディスクマン(ポータブルCD再生機のことですよ)で、延々繰り返し同じ曲を聴いては、そのリリックを租借してたのですが、その頃のことを思い出しました。当時、日本語ラップの歌詞カードを読むという習慣が私にはなかったので、尚のこと気に入った曲は延々リピートしてましたし、それに耐えうる物は、やはり作品としての強度が高いのだと思います。この曲もまた然りだと思います。ですが、果たしてこれが、ニコラップというタグを手繰って視聴に来る客層にどのようにうつるのか・・・非常に興味深くも有り、怖くもあります。アカペラがあればワードプレイで多用できそうですね。そして、例によりコメントでミスをorz



素人大学生さんのトラック。生産ペース落ちませんね。今回のトラックに関してですが、低音部が肝なのでしょう。前半の濁りは好みが分かれそうです。ローランドのシンセを使っているということなので、内臓のエフェクタをもっと多用されてみてはどうかと思いました。ドラム周りなども加工するとだいぶ響きが変わり、それが印象の変化にも繋がると思います。旧式のSCシリーズなどでも後期の音源は多彩なインサーションエフェクトが内蔵されていましたし、オールインワンのシンセならかなりのことが出来るのではないでしょうか。前回同様ですが、今作にも、あるTMの影を見てしまうのは私の見識の狭さ故なのでしょう。



SJKさん、ぱんちゅさん、みるきーさんの「ロボット生活何年目?」。トラックは初心者Aさん。四人とも広島出身だそうで、さながらニコラップ広島県人会ですね。リリックに出てくる大人が具体的にどこまでを指すかによりだいぶ変わると思いますので、あんまり踏み込んで言及できないかもしれませんね。そこら辺は若い人にしっかりして頂くということで。動画音源ともにギミックがありますね。手書きリリックもちょっと面白かったですね。



座敷童子−Tさんの「影絵の葬列」。久々に見た気がします。賛否両論と言えば、この人。一見、あまりにあんまりなほど、オルタナ。でも、果たして本当にそれだけなんだろうかとも、ちょっと思ってしまいますよね。消化しきれない感じが常にあって、踏み込んだ言及は出来ないというのが正直なところですね。一時のうpラッシュから音沙汰なかったようで、ちょっと気になってたんですが・・・この段階で完全に術中にはまっているともいえますね。いつの間にか、ちょっと気になる憎いあんちきしょー的な感じでしょうか。動画の中の人の動きを見るたびに、サウスパークに出てくるゴスの子たちを思い出すのは私だけではないはず。



よもぎさんのトラック。左右に揺れるエレピと差し挟まれるスナップが軽やかな印象のトラック。ディレイでの飛ばしなど、定番かつ効果的な技法を上手く組み込んだ構成にニヤリとしてしまいます。ベースとは別に低音部で唸る音も特徴的で、聴き所多数の良作。ピーク処理に関しては好みが分かれそうですが、こんな感じのほうが受けは良いかもしれません。参考になる点が多かったです。


ああ、書いたそばから、動画が増えてるorz