感想とか

突き詰めると好きか嫌いかしか残らないかもしれないので恐ろしい。
今日からまた通常営業です。



ブタメン、G、KANI、妖狐、ytr、kidn、RIKE(敬称略)の7MCによるマイクリレー。トラックは証言のあれ。個人的にGさんの冒頭で吹きました。皆さん上手くて、聴き応えのあるマイクリレーだと思いました。七つのヴァース(内の六つ)を聴く中で思ったことは、HIPHOP的の価値観の基盤に勝ち負けの概念があるのであれば、ニコラップという枠組みの中のHIPHOPとして勝ち上がるために、参加者は何をすれば良いのだろうかと言う事。もやもやしてる人が多いのかなと思わないでもないですが、自分が勝ち上がるための道筋はそれぞれが見えていますか? 重要なのは案外それだけで他は瑣末なことなのかなと思わないでもないです。



盛岡デミタスさんの「boku_to_shite_no_」。トラックは蓬さんのエレピが気持ちの良いアレ。トラックに乗って弛緩気味に耳に届くフック部分がどこら辺にかかっているのかによって、ヴァースの聴こえ方が変わる気がしました。それだけにフック部分を機軸に万華鏡みたいにニュアンスが変わって聴こえるラインが幾つかあって、繰り返し聞いていて面白いなと思いました。個人的に歪な愛情を美しいと感じることがしばしばあります。



バリバリさんの「結局俺の嫁が誰かだと?」。トラックはニット帽の人のモンハンのアレ。ある曲に対する半年越しのアンサーだそうです。非常に見(聴い)ている側に分かりやすく作られていて、なおかつぎすぎすしていない感じで楽しめました。お嫁さんの問題に関しては結構地雷原だと思うので特に振れませんが、冒頭の「え? 俺、DISられてるやん」と最後の二ネタが特に好きでした。動画も凝っていて楽しませる気満々な感じで、ニコニコできました。

下の動画がアンサーの対象。参考までに。



静岡さんの「A_from_B...」。トラックはINLAWさん。構成の勝利という言葉が良く似合う曲だと思いました。フックがそのままこの曲の全てを凝縮してると言えると思います。ともすれば二律背反の有り様を自己肯定していく様は鳥肌物。こんな時代になるとは・・・ある意味、ストレートで良かったと思います。トラック栄えも良かったですね。nice beats.